ディレクターツール
NovelAIの画像生成には皆さんの創作活動を楽にするための便利な機能の付いた編集ツールがあります。
ディレクターツールをご紹介します。
画像生成ページの、画像設定の下の部分からアクセスできます。
そこでのボタンを押して編集したい画像を選択し、お好きなディレクターツールをお使いください。
以下、ディレクターツールの説明です。
背景の除去
まず、背景の除去。これはその名のとおり、指定した画像から背景を簡単に除去する機能で、不足している部分の生成も行います。
また、フォーカスするキャラクターの前景にある余分な要素も除去することができます。
このツールは、3種類の生成結果を提供します。
● マスク:生成された画像を元の画像のマスクとして使用した結果。元の画像にはあったがカットアウトには存在すべきではない部分が含まれる場合があります(通常は前景要素)。
● 生成:完全にAIによって生成されたバージョン。背景の除去に重点を置きますが、髪の欠落を補ったり、カットアウトに入るべきではない前述した前景要素などの細かい部分が処理されています。
● ブレンド:マスクと生成の混合。元画像の全体的な雰囲気を維持しつつ、AI生成バージョンによる調整箇所も残したい場合に役立ちます。2つのバージョンの違いのある箇所に多少のアーティファクトが起こる場合がありますのでご注意ください。
ガチョウの一口ヒント:どの生成結果も似たような画像に見えるはず。生成後に入れ替えるのも簡単だから、お好みで選んでね!
線画
画像を線画の段階に戻してみましょう!お好みの画像をAIが線画にどう変換するのか、気になりませんか?このツールを使うと確かめることができますよ!
スケッチ
あなたの作品のスケッチ版を作成しましょう!このツールを使うと、自分の作品をスケッチの段階までさかのぼって見ることができます。画像の構図について、学べることもあるかもしれませんね!
カラー化
線画はあるけど、それをどうしたらよいか分からない時はありませんか?AIだったらどんなふうに着色するのか手軽に確かめて、インスピレーションを得ることもできますよ!
すでに着色されている画像をカラー化してみたり、あるいはプロンプト欄を使用して、違う服にするようAIを誘導することも可能です。
● カラー化の色補正:完成画像のノイズを減らしたり、色が濃くなりすぎないよう調整するための設定です。特に、すでに着色されている画像をカラー化にかけるときに便利です。
● カラー化のプロンプト:完成版をどのようにしたいかAIに伝達するためのプロンプト欄です。通常の画像生成時に使われるものと同じタグを使用してください(red hair, blue eyesなど)
感情
キャラクターの表情を変えたいと思ったことはありませんか?オリジナルのビジュアル小説を作成中ですか?新しいプロフィール画像を準備しているのに、その表現がしっくりこない?そんな時に、幅広い感情を簡単に生成できるようになりました!
● 感情のレベル:AIが元画像にどのくらい強く、選択された感情を適用するかを定義するための設定です。
● 感情のプロンプト:完成版をどのようにしたいかAIに伝達するためのプロンプト欄です。通常の画像生成時に使われるものと同じタグを使用してください(red eyes, fangなど)
この感情ツールを最大限に活用できるのは、ニュートラルな表情をした1人の前向きのアニメ風人物の画像を使用した場合ですのでご注意ください。 ニュートラルな表情をした画像がない場合、まずはお手元の画像を感情ツールにかけて、「ニュートラルな表情」に変換することをお勧めします(この機能はニュートラルではない表情の場合に使えるよう設計されています)。そして、変換された画像をほかの感情を生成するときのベースとしてお使い下さい。
このほかの注意事項として、変更は顔に限らないこと、低解像度の画像ではうまく機能しないこと(Novel AI Diffusion V3標準以上のレベルの解像度であれば問題ありません)、低コントラストの画像では問題が生じる場合があること(外部ツールでコントラストを上げてからベース画像としてお使いください)が挙げられます。
ガチョウの一口ヒント:感情ツールを使えば、テキスト生成の冒険にぴったりのカスタムHypeBotもカンタンに作れちゃう。便利なカスタムHypeBot作成ガイドを読んで、生成された感情の画像をHypeBotに実装する方法を確認してみてね!
デクラッター
レイヤーで画像を保存するのを忘れましたか?不要なテキストを意図せず生成してしまった?うるさすぎる吹き出しの枠でいっぱいの漫画をスッキリさせたいですか?そんな時も大丈夫!デクラッターツールで、不要なテキスト、オブジェクト、その他の視覚的なノイズを画像から取り除くことができます。
ディレクターツールで作成した画像を、別のディレクターツールにかけるためのベース画像として使用することができます。その場合は、ページ右側の生成画像の下にあるボタンをシングルクリックしてください。
このボタンは、それまでに作成した履歴タブに残っている画像の下に表示されます。