チュートリアル:画像生成入門
文章より動画がお好みの場合は、同じ内容の動画版をこちらでご覧いただけます。
こんにちは!本日は、NovelAI Diffusionを使って素敵な作品を作る方法をご説明します。
このチュートリアルでは、弊社の最先端の画像生成モデルであるNovelAI Diffusion Animeを使って画像を作成するための基本操作を見ていきます。名前のとおり、このモデルはアニメ風アートを得意としています。
今回は、すでにログインし、サブスクライブ済みの状態ですので、さっそく始めましょう。 まずはメインのダッシュボードから画像ジェネレーターに入ります。画像ジェネレーターのバナーをクリックしてください。
これが創作のアトリエです。まずはシンプルなアイデアをプロンプト欄に入れてみましょう。
「no humans, flower field, sunset
」と入れて、ベーシックな背景画像を作ってみましょう。
人物の入っていない風景の画像にしたいので、先頭の「no humans
」タグがとても重要になります。
生成ボタンを押すと、AIが画像生成を始めます。
ほら!綺麗な絵ができました。最初の傑作ですね!
プロンプトの説明の前に、タグについてお話ししたいと思います。タグは、NovelAIのユニークな機能のひとつです。
AIは英語でトレーニングされていますが、説明文のような自然言語ではなく、タグ形式で訓練されています。
ガチョウの一口ヒント: 日本語ユーザーの皆さんのために、日本語での入力にも対応しているよ。入力すると、AIが自動提案機能を使って関連するタグに変換してくれるんだ!
タグはあらゆる画像を構成する要素だと考えてください。
これらのタグは画像の構図に大きく影響するもので、種類も豊富にあります。タグで細部まで指定でき、十分に指定することで一貫性のある画像を生成することができます。
タグの横に小さな丸がありますね。この丸はタグに対するAIの知識を表していて、色が濃いほどそのタグに対するAIの知識が多いことを示しています。
難しそうに聞こえるかもしれませんがご心配なく!入力し始めるとAIがタグの候補を提案してくれます。表示される候補を参考にしてみてください。
ちなみに、タグの間にはコンマとスペースを入れてください。プロンプトは長くなることもあるので、こうすることで読みやすくなり、プロンプトを把握しやすくなります。
また、コンテキストリミットバーで残りのスペースを確認することができます。プロンプトが長くなるほど、バーが伸びていきますよ!
次は女の子を生成してみましょう!
まず「no humans
」タグを消して、「1girl
」タグをプロンプトの最初に入れます。先頭に近いタグほど全体の画像に大きく影響します。
詳細も加えましょう。髪型に「messy hair, brown hair
」、瞳に「green eyes
」のタグを入れます。カメラアングルには「from side
」、服装には「school uniform
」のタグを使ってみましょう。
これで「1girl, flower field, sunset, messy hair, brown hair, green eyes, from side, school uniform
」とプロンプトに入力しました。
ガチョウの一口ヒント: タグについてもっと知りたい?「一貫したキャラクターを作る」チュートリアルを見てみてね!
それでは生成ボタンを押してみましょう。
プロンプトどおりのイメージになりましたね!
この画像を続けて編集したいときは、画像の下にあるシードボタンをクリックします。これで、同じイメージのままプロンプトを調整することができます。
タグの強調と抑制を使うことで、AIのフォーカスをより細かく調整することもできます。
強調するには、タグを波括弧 { } で囲むだけです。{ }の数を増やすほど効果が強くなりますが、多すぎるとおかしな効果になる場合があります。また、プロンプトの最後でない限り、必ず左右の括弧の数が同じになるようにしてください。
逆に、AIにタグを抑制させたいときは角括弧 [ ] で囲みます。お化粧が濃くなりすぎてしまったときなど、うまく修正できます。
「messy hair
」タグを例に使ってみます。抑制した「[[[[[messy hair]]]]]
」タグ、通常の「messy hair
」タグ、そして強調した「{{{{{messy hair}}}}}
」タグで、髪の「messy」の度合いが増しているのがよく分かりますね。
また、指示していない要素をAIが画像に加えてしまうことがあります。この場合には、除外したい要素を使用します。
AIに生成してほしくない要素をここに書くだけです。簡単ですね!そして、この欄でも波括弧{ }や角括弧[ ]が使えます。
例えば、除外したい要素に「petals
」と入れると、ご覧のとおり、舞っている花びらが画像から消えました。
下の画像設定欄で、画像を横型に変えることもできます。何を生成したいかによって、最適なアスペクト比も変わることがあります。
一度に生成する画像の枚数もここで指定できます。
枚数が多いほど、消費されるAnlas(画像生成に必要なNovelAIの通貨)も増えます。Opusティアのユーザーは、普通サイズで1枚ずつ生成すれば、Anlasを消費せず無制限に生成することができます。
生成した画像はすべて右の履歴に表示されます。ものすごくホラーな画像を生成してしまっても履歴から削除できるので、悪夢にうなされることもないでしょう。
満足のいく作品ができたら、画像の下の「画像をダウンロード」ボタンをクリックしてPCに保存しましょう。
たくさん生成した場合は、「一括で圧縮保存」をクリックすれば一度にすべての画像を保存できます。
プライバシーのため、生成した画像はNovelAIには保存されません。つまり、ページを閉じたり更新したりすると、すべての作品は消えてしまいます。ページを離れようとすると警告が出ます。ですので、気に入った画像は必ず保存しておいてくださいね!
ガチョウの一口ヒント: しかもNovelAIで作った画像の所有権は主張しないよ。作品はあなたのものだから、好きなように使ってね。
画像を保存しておくもう1つのメリットは、元画像をサイト上にドラッグ&ドロップするだけで、その画像を生成したときのプロンプトと設定を戻して使えるという点です。
このとき、デフォルトでは元画像のシード値も一緒にインポートされます。これが役に立つこともありますが、同じプロンプトで違う画像を作りたい場合は、シード値をクリックして値をクリアしてください。
画像生成の進め方に慣れてきたら、ステップ、プロンプトガイダンス、サンプラー、プロンプトガイダンスの再調整などの高度な設定で遊んでみてください。デフォルトはよく使われる値で最適化されていますが、いろいろな設定を試すことで素晴らしい作品が生まれますよ!
試しているうちに設定がおかしくなってしまっても大丈夫。リセットボタンを押せば、いつでもデフォルト値に戻せます。
このほか詳しい設定については、ぜひNovelAI公式の画像生成ドキュメンテーションや詳しいチュートリアルをチェックしてみてくださいね!