上級編:プロンプトミキシング
プロンプトミキシング
プロンプトミキシングは、2つの異なるプロンプトのテキストベクトルを平均化します。例えば、ある作者のスタイルを取り入れたいが影響を与えすぎないようにして生成したい場合などにとても役立ちます。タグによってはプロンプトが簡単に負けてしまうものもありますが、プロンプトミキシングを用いることでこの問題を軽減できる場合があります。
記号 |
の前後にスペースは必要ありません。
例:
ちょっとした技を使って、あなたも完璧なネコガエルを作れますよ!
cat|frog
プロンプトの後の追加の各画像プロンプトにAIがどの程度重みを付けるかという強度の設定に値を追加できます。何も値を付けなかった場合は、デフォルトは1になります。例::0.1 ~ :100
非常に低い数字のマイナスの値は、理論的にはベクトルを逆向きにするはずですが、これにはまだテストが必要です。マイナスの値 :-1
を指定すると常に黒い画像になってしまいます。
複数のマイナスの値を合わせた合計値が-1になる場合も、すべて黒になります。
ガチョウの一口ヒント:結果は多種多様で、マイナスの値を使ったプロンプトミキシングは必ずしもシンプルでないんだ。一部のプロンプトからコンセプトを取り除くと、すごく変な結果が生じることもある。これまでのテストから、:0.4
より大きい値を使うと不快な画像になってしまうことが分かっているよ。
例えば、AIはシンプルな森のプロンプトにはたくさんの緑の木々を描きたがります。今回は、やや健康そうでないイメージの森をめざしてみましょう。
AIにプロンプト"green(緑)"の解釈を取り除くよう指示することによって、もっと陰気な印象の森ができました。ただ、構図はずいぶん重苦しく、不自然なほど同じパターンになっています。
構文例
プロンプト1|プロンプト2 :0.3
注:この数値はプロンプト2の強度を示していて、数値を指定しない場合はデフォルトの1になります。
例
cat:1|happy:-0.2|cute:-0.3